電車の中で具合が悪くなった経験は誰しも一度はあるのではないでしょうか。
特に長時間の移動や、急なカーブや坂道が多いルートを走る電車では、揺れが大きくなり、乗り物酔いのリスクが高くなります。しかし、具合が悪くなる原因は乗り物酔いに限らず、様々な要因が考えられます。この記事では、電車の中で具合が悪くなった場合の対処法や予防策について紹介していきます。
電車の中で具合が悪くなる原因は?
電車の中で具合が悪くなる原因は、様々な要因が考えられます。最も一般的な原因としては、乗り物酔いが挙げられます。乗り物酔いは、乗り物が揺れることによって起こるめまいや吐き気の症状で、内耳の平衡感覚が乱れることで起こります。
また、疲れやストレス、空腹や脱水症状なども具合が悪くなる原因となり得ます。例えば、電車の中で仕事をしている場合や、長時間の立ちっぱなしで足が疲れている時は、疲れが原因で具合が悪くなることがあります。また、電車の中での飲食が制限されている場合があるため、長時間空腹状態が続いた場合や、脱水症状になっている時は、具合が悪くなる可能性があります。
具合が悪くなった場合の対処法
電車の中で具合が悪くなった場合は、落ち着いて冷静に対処することが大切です。以下に、具合が悪くなった場合の対処法をいくつか紹介します。
- 座る具合が悪くなった場合には、立っていると余計に症状が悪化することがあります。そのため、座っている方が良いでしょう。座席がない場合には通路に座ることもできますが、周囲の乗客に迷惑をかけないように注意しましょう。
- 水分をこまめに補給する電車内では空調が効いているため、身体の水分が蒸発しやすくなります。そのため、こまめに水分を補給することが大切です。ただし、一気に飲み過ぎると逆に吐き気を引き起こすことがあるため、少しずつ飲むようにしましょう。
- 目を閉じて深呼吸する乗り物酔いの症状が出た場合、目を開けたまま座っていると更に悪化することがあります。そのため、目を閉じて深呼吸をすることで、身体をリラックスさせることができます。深呼吸をする際には、ゆっくりと深呼吸をするように心がけましょう。また、息を吸うときには鼻から吸い、吐くときには口から吐くようにしましょう。
- 聴覚刺激を減らす乗り物酔いの症状が出た場合、聴覚刺激が強いと更に悪化することがあります。そのため、イヤホンやヘッドフォンを使って、音楽を聴くことで聴覚刺激を減らすことができます。また、自分自身で音楽を聴くことができない場合には、耳栓を使用することで聴覚刺激を減らすことができます。
- 薬を持参する乗り物酔いの症状が出た場合、薬を服用することで症状を緩和することができます。しかし、薬は必ずしも効果があるわけではないため、あくまでも予防策の一つとして考えることが大切です。薬を服用する際には、必ず医師に相談し、指示通りに服用するようにしましょう。
以上が、電車の中で具合が悪くなった場合の対処法です。ただし、これらの方法で具合が悪くなっても改善されない場合は、すぐに医療機関を受診することをおすすめします。
思い切って電車を降りることも大切
上記の例は走行中の電車の中で一時的な対処として役に立つ場合がありますが、それでも治まらない場合は思い切って電車を降りることも大切です。
学校や仕事、約束に遅れてしまうことを考え、無理に電車に乗り続けるとそれ自体がプレッシャーになり、症状が治まるのを遅らせる可能性もあります。
一度電車を降りて「電車で具合が悪くなったので遅れます」と一言連絡を入れれば、その後の行動を落ち着いて考えることもできるでしょう。
駅員さんに助けを求める
電車を降りて休んでも症状が治まらなかった場合は駅員さんに助けを求めるのも良いと思います。
可能であれば駅員室まで行き、「電車の中で具合が悪くなってしまったので少し休ませてください」と言えば、簡易ベッドなどで20~30分程度休ませてもらえる場合があります。
そこまでするのは恥ずかしかったり、気が引けたりするかもしれませんが、ぶっちゃけあなたが思っているほど駅員さんたちは気にしていません。
もちろん職務であるということもありますが、「今日も具合が悪くなった人が何人か来たな~」くらいの感覚です。
大切なのは「駅員さんにどう思われるか」より、「自分の体調が早く良くなること」だということを忘れてはいけません。
まとめ
いかがでしたか?今回は、電車の中で具合が悪くなる原因や予防方法、そして実際に具合が悪くなってしまった時の対処方について紹介しました。電車での移動は、快適で便利な反面、乗り物酔いのリスクもあることを忘れずに、対策を講じて快適な移動を心がけましょう。