ブログを運営していると、Googleアドセンスやアフィリエイトのリンクを設置して収益を得たくなるのは当然の心理だと思います。
むしろしっかりと運営をされているWebサイトの中で、まったく広告を設置していないサイトを見つける方が困難ではないでしょうか。
日本では2000年にファンコミュニケーションズが「A8.net」という名称でアフィリエイトサービスが始まったのを皮切りに、2004年にはGoogleがGoogleアドセンスのサービスを開始し、個人・企業ともに広告合戦が始まります。
それまでは自分の趣味の仲間を集める為や、知識の共有、思想の発信など、「情報を発信したい」という思いで作られていたWebサイトは「広告でお金儲けをしたい」というツールに変わっていきます。
とはいえ、基本的にはWebサイトを運営するのもタダではありません。サーバー代やドメインの契約料、ライターを雇っていれば人件費や、自身で記事を書く場合も時間的コストがかかります。
その費用をGoogleアドセンスやアフィリエイトサービスから賄おうということ自体は、長く運営していく為にはむしろ必須と言っても過言ではないでしょう。
今回の主題となる「初心者はGoogleアドセンスを使わない方が良い理由」はこれからGoogleアドセンスやアフィリエイトサービスを利用しようと考えている初心者さんに向けて、
「広告」というものを一度じっくりと考えて、その上で設置していきましょうというお話です。
Googleアドセンスやアフィリエイトのリンクは「うざい」
基本的にWebサイトを運営するにあたって一番大切な事は「ユーザー目線に立つこと」。
それこそ数多の記事で書かれてきたことですが、ではGoogleアドセンスやアフィリエイトのリンクはユーザーから見ていかがでしょうか。
恐らく自身が1ユーザーとなってWebサイトを閲覧している際、広告を「うざい!」と感じた方は少なくないと思います。
そう、広告はユーザーにとっては「うざいもの」「いらないもの」なんです。
ユーザーはあなたのサイトを見にきている。
多くのユーザーは目的をもってサイトを訪れます。
その目的は大きく「調べる」「見る」「買う」に分類されます。
さて、ここで自身の行動に照らし合わせて頂きたいのですが、あなたがもしネットショッピングで何かを買おうとした場合、どのような行動をとりますか?
恐らく「Amazon」や「楽天」「ZOZOTOWN」などの大手ショッピングサイト、もしくはオリジナルブランドサイト(ユニクロやナイキなど)を訪問して商品を検索、購入するというパターンが多いかと思います。
何かを「見る」目的の場合は「youtube」や「Tver」もしくは「X(エックス)」などのSNSで目的の画像や動画を検索することが多いと思います。
消去法で考えた場合、ユーザーは何かを「調べる」為に検索をし、あなたのサイトを訪れる割合が多いと言えるでしょう。
つまり、ユーザーは疑問の解消を期待してあなたのサイトを訪れている =(イコール) あなたの書いた記事などに価値を求めていることになります。
どうでしょう。そこに「広告」は必要でしょうか?
ひどいサイトになると、企業でも記事の上に覆いかぶさるように広告を表示させているサイトがありますが、記事を読みにきているユーザーにとっては邪魔でしかありません。
ユーザーは広告を見に来ているのではなく、あなたの書いた記事を見に来ているという大前提を忘れないようにしましょう。
Googleアドセンスやアフィリエイトのリンクは効果的に設置する。
さて、ここまでネガティブな要素として捉えてきたGoogleアドセンスやアフィリエイトリンクですが、ユーザーにとっては不要でも運営者側にとってはある意味必要不可欠なものでもあります。
このサイトは完全個人主観で思いついたことを自由に記事にしていくコンセプトで作っているので、Googleアドセンスは設置していませんが、それでも数ページにはアフィリエイトリンクを設置させて頂いております。
ただ、記事の邪魔にはならないよう本文の最後に設置し、ユーザーからは「ああ、ここからは広告だな。見なくてもいいや」と判断できるよう努めているつもりです。
仮に、Googleアドセンスで月3万円程度のお小遣いを稼ごうと思った場合、一般的な目安としては平均的に月約100万ページビューが必要とされています。
これはクリック率1%(0.01)、クリック単価30円と仮定した場合ですが、初心者がゼロからここを目指すのは至難の業。上級者でもそう簡単ではありません。
初心者はまずはGoogleアドセンスをわず、本当におすすめできる商品のアフィリエイトから考えた方が効率は良いでしょう。
初心者はGoogleアドセンスを使わない方が良い理由。
いかがでしたでしょうか。「初心者はGoogleアドセンスを使わない方が良い理由」はそのハードルの高さにあります。
設置したはいいが効果が上がらない → 思ったように効果が上がらないので放置 → 結果、広告だらけのWebページが世の中に増えていく。
こうした現状は宇宙デブリならぬ「Webデブリ」状態ですが、広告を付けるからにはユーザーに気持ちよくその広告をクリックしてもらい、商品の購入やサービスの申し込みをして欲しいですよね。
「ユーザーにとっては必要ない広告を設置する意味」これをよく考えてサイト運営をしていきましょう。